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不確かさ(ふたしかさ、)とは、計測値のばらつきの程度を数値で定量的に表した尺度である。不確かさは通常、0 以上の非負の有効数字で表現され、不確かさの絶対値が大きいほど、測定結果として予想されるばらつきの程度も大きい。測定に不確かさを添付する場合には、それぞれの測定量または測定器などに、その測定の不確かさが添付される。「不確かさ」のかわりに、「相対不確かさ」という、不確かさを測定した値で割った量が用いられる場合もある。すべての測定は、不確かさの対象となる。 == 由来 == 不確かさの概念は、真値()を用いない測定値の評価方法を確立する必要性から生じた。測定には必ず測定誤差があり、真値を知ることは実際には不可能であるため、精度や誤差を用いた測定の解析方法はその意味が曖昧であった。そこで、測定値など実験的に得られる量のみに立脚した概念として、従来の精度や誤差に代わり、新たに不確かさが定義された。測定の不確かさは、「絶対的な真値は知ることが出来ない」という測定量の知識についての不完全さを反映している。 そもそも誤差()とは、測定値から真値を引いた値である。また、真値を基準とした測定値の評価基準として、誤差の他に精度()などがある。 なお現在では、実は「誤差」「真値」「精度」などの用語の定義も更新されており、計算手順にもとづく定義へと更新されており、以下の定義へと更新されている。測定誤差は「''測定値から参考値を引いたもの'' 」として定義され〔VIM3 (2008), p. 22, 2.16.〕、測定精度は「''測定値と測定量の真値の近さ'' 」と定義されている〔VIM3 (2008), p. 21, 2.13.〕。ここで言う「真値」とは「''定義に矛盾しない観測量の値'' 」のことである〔VIM3 (2008), p. 20, 2.11.〕。精度に似た概念として真度()があり、真度は「''同一条件下における有限の回数の測定に対する平均値と参考値の近さ'' 」と定義される〔VIM3 (2008), p. 21, 2.14.〕。 しかし本項では説明を簡単化するため、断りの無い限り、記事中での「誤差」「精度」「真値」などの用語の意味を、伝統的に使われて来た意味とし、つまり実験的には知ることのできない観念的な概念として「誤差」「精度」「真値」の用語を扱う。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「不確かさ (測定)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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